8002東証プライム総合商社(食料・アグリ、金属、エネルギー・化学品、電力・インフラサービス、エアロスペース・モビリティ等)
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
丸紅(IFRS)の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、石油化学品取引や北米の天然ガス取引、銅・原料炭価格の上昇、海外電力事業の売却益などが寄与し、親会社の所有者に帰属する四半期利益が前年同期比20.7%増の1,864億円となった。通期予想5,800億円に対する進捗率は32.1%。通期予想と年115円の配当予想は据え置き、上限1,000億円の自己株式取得も決めた。
収益
2,609,225百万円
+20.6%営業利益
132,125百万円
+54.7%税引前利益
228,796百万円
+26.1%親会社の所有者に帰属する四半期利益
186,432百万円
+20.7%通期予想に対する進捗率
32.1%
親会社所有者帰属持分比率
42.3%
前期末41.4%ハイライト
- 収益は2,609,225百万円(前年同期比+20.6%)、営業利益は132,125百万円(+54.7%)、税引前利益は228,796百万円(+26.1%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は186,432百万円(+20.7%)
- エネルギー・化学品は258億円(+170億円)。石油化学品取引と北米の天然ガストレーディングが伸びた
- 金属は420億円(+132億円)。商品価格の上昇でチリの銅事業、豪州の原料炭事業、アルミ事業が増益
- 電力・インフラサービスは海外電力IPP事業の売却益で293億円(+122億円)。エアロスペース・モビリティは航空機部品販売のDASI社の完全子会社化に伴う評価益などで228億円(+113億円)
- 金融・リース・不動産は、前年同期の北米貨車リース事業の売却益の反動などで179億円(△130億円)。食料・アグリは米国牛肉事業の悪化などで314億円(△41億円)
- 通期予想は据え置き。親会社の所有者に帰属する当期利益580,000百万円(前期比+6.6%)に対する進捗率は32.1%
- 8月3日の取締役会で、上限4,000万株・1,000億円の自己株式取得を決めた(取得期間は8月4日〜2027年3月31日)
- 配当は年115円(中間57.5円・期末57.5円)の予想を据え置いた。前期は年107.5円
財政状態
資産合計
10,559,670百万円
資本合計
4,612,035百万円
親会社所有者帰属持分比率
42.3%
次期業績予想
| 決算期 | 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 1株当たり配当金 |
|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(据え置き) | 580,000百万円+6.6% | 115円前期107.5円 |
注目ポイント
第1四半期は通期予想の3割強を稼ぎ、順調な滑り出しとなった。エネルギー・化学品の取引や資源価格の上昇に加え、海外電力事業の売却益や、子会社化に伴う評価益といった一時的な利益も寄与した。
一方、前年同期に売却益があった金融・リース・不動産や、米国の牛肉事業が振るわなかった食料・アグリは減益となり、部門ごとの差もみられる。
会社は通期予想を据え置きつつ、1,000億円を上限とする自己株式の取得を決めた。増配予定の配当とあわせて、株主還元を強める姿勢を示している。