決算ノート
8166東証スタンダード紳士服・ビジネスウェアの専門店チェーン

2027年2月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

紳士服チェーンのタカキュー(非連結)の2027年2月期中間期(3〜8月)は、売上高が前年同期比10.0%減の38億51百万円、営業損益が2億39百万円の赤字(前年同期は3百万円の黒字)となった。6月の低温・天候不順で盛夏商品が振るわず、不採算ECサイトの閉鎖などEC事業の規模見直しも減収につながった。売上総利益率は62.5%と前年並みを保った。中間純損益は2億83百万円の赤字(前年同期は1百万円の黒字)。通期予想(営業利益60百万円)は据え置いた。9月のリアル店舗の既存店売上高は前年比120.1%だったとしている。

売上高

3,851百万円

△10.0%

営業利益赤字

△239百万円

前年同期3百万円

経常利益赤字

△201百万円

前年同期64百万円

中間純利益赤字

△283百万円

前年同期1百万円

売上総利益率

62.5%

前年同期62.4%

既存店売上高(EC除く)

前年同期比94.2%

客数94.6%・客単価99.6%

EC化率

5.8%

前年同期9.2%

自己資本比率

34.7%

前期末32.7%

ハイライト

  • 売上高は3,851百万円(前年同期比△10.0%)、営業損失は239百万円(前年同期は3百万円の利益)、経常損失は201百万円(同64百万円の利益)、中間純損失は283百万円(同1百万円の利益)
  • 営業損益の前年同期差△242百万円の内訳は、売上減少による粗利の減少が△266百万円、粗利率の改善が+4百万円、販管費の削減が+18百万円。売上総利益率は62.5%(前年同期62.4%)、販管費は2,646百万円(△0.7%)
  • 既存店売上高(EC除く)は前年同期比94.2%で、客数が94.6%、客単価が99.6%。月別では5月の106.8%から6月に84.5%へ落ち込み、7月93.6%、8月95.9%と持ち直した。6月は低温・肌寒い天候で半袖ドレスシャツなどの盛夏商品が伸び悩んだ
  • EC事業は不採算店舗を10店舗から5店舗に減らすなど構造改革を進め、売上高は215百万円(前年同期比56.1%)に減った一方、営業利益は18百万円(前年同期差+24百万円)と黒字になった。EC化率は9.2%から5.8%に下がった
  • 店舗数は113店舗で前年同期と同数。10月以降、既存の18店舗を「T/Q」へ順次改装する
  • 総資産は5,202百万円、純資産は1,808百万円、自己資本比率は34.7%。新株予約権の行使で122百万円を調達した。減損損失25百万円を計上した。継続企業の前提に関する注記は「該当事項なし」
  • 通期予想は4月10日の公表値から変更なし。売上高8,700百万円(前期比+0.4%)、営業利益60百万円(前期19百万円)、当期純利益130百万円(△88.4%)。達成に必要な下期の目標は売上高4,849百万円(前年下期比+10.5%)、営業利益299百万円としている。普通株式の配当は無配の予想
  • 足元の動向として、9月のリアル店舗の既存店売上高は前年比120.1%(客数114.4%、客単価105.0%)だった。秋のメンバーズセールや、ジャケット・スラックスのセットアップ「着パ」が売上をけん引したとしている

財政状態

総資産

5,202百万円

純資産

1,808百万円

自己資本比率

34.7%

現金及び預金

1,457百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益当期純利益
2027年2月期 通期予想(据え置き)8,700百万円+0.4%60百万円+205.3%200百万円+48.8%130百万円△88.4%

注目ポイント

売上が1割減り、前年同期はわずかに黒字だった営業損益が2億39百万円の赤字になった。粗利率は前年並みを保ち、販管費も少し減らしたが、売上の減少による粗利の目減り(2億66百万円)がそのまま赤字につながった。

減収の要因は2つある。1つは店舗で、6月の低温・天候不順で盛夏商品が売れず、既存店売上高が前年同期の94.2%にとどまった。もう1つはECで、不採算サイトの閉鎖や値引きの抑制を進めた結果、売上が前年同期の56%に減った。ただしEC事業の営業損益は黒字に転じており、こちらは利益を優先した縮小といえる。

通期予想は営業利益60百万円のまま据え置かれた。達成には下期に売上高を前年より10.5%増やし、営業利益2億99百万円を稼ぐ必要がある。会社は9月の既存店売上高が前年比120.1%だったことを挙げ、10月以降は18店舗を新しい店名「T/Q」に改装するとしている。

出典:株式会社タカキュー「2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)、第2四半期決算説明資料(2026年10月7日)」(2026年10月7日開示)

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