9983東証プライム衣料品の企画・製造・販売(ユニクロ、ジーユー、セオリーなど)
2026年8月期 第3四半期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング(IFRS)の2026年8月期第3四半期累計(2025年9月〜2026年5月)は、ユニクロ事業がすべての地域で増収増益となり、売上収益が前年同期比17.1%増の3兆651億円、事業利益が33.6%増の5,927億円と、過去最高の業績になった。海外ユニクロ事業は事業利益が45.4%増と大きく伸びた。6月までの実績と為替前提の見直しで通期予想を上方修正し、事業利益7,100億円(前期比+28.8%)とした。
売上収益
3,065,182百万円
+17.1%事業利益
592,714百万円
+33.6%営業利益
614,389百万円
+36.2%親会社の所有者に帰属する四半期利益
426,077百万円
+25.6%売上総利益率
54.9%
+1.1pt親会社所有者帰属持分比率
61.6%
前期末58.9%ハイライト
- 売上収益は3,065,182百万円(前年同期比+17.1%)、事業利益は592,714百万円(+33.6%)、営業利益は614,389百万円(+36.2%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は426,077百万円(+25.6%)と過去最高。売上総利益率は54.9%(+1.1pt)、販管費比率は35.6%(△1.3pt)
- 海外ユニクロ事業は売上収益1兆8,340億円(+25.9%)、事業利益3,453億円(+45.4%)。3〜5月は中国大陸、韓国、東南アジア・インド・豪州、北米、欧州がそろって増収増益で、北米ではシカゴの旗艦店など大型店を6店舗出店した
- 国内ユニクロ事業は売上収益8,676億円(+8.3%)、事業利益1,729億円(+15.1%)。3〜5月の既存店売上高は+9.9%で、UVカットパーカやイージーパンツなどの機能性商品が好調だった
- ジーユー事業は売上収益2,656億円(+3.7%)、事業利益321億円(+28.0%)。原価低減と品番数の削減で利益率が改善した
- グローバルブランド事業は売上収益963億円(△4.2%)、事業利益19億円(△33.4%)。コントワー・デ・コトニエなどは店舗数を144店舗から77店舗に集約した
- 通期予想を上方修正し、売上収益3,970,000百万円(前期比+16.7%)、事業利益710,000百万円(+28.8%)、親会社の所有者に帰属する当期利益500,000百万円(+15.5%)とした。前回予想からは事業利益で+20,000百万円
- 配当は年640円(中間320円・期末320円)の予想を据え置いた。前期は年500円
- 資産合計は4,432,387百万円、資本合計は2,809,459百万円、親会社所有者帰属持分比率は61.6%
財政状態
資産合計
4,432,387百万円
資本合計
2,809,459百万円
親会社所有者帰属持分比率
61.6%
次期業績予想
| 決算期 | 売上収益 | 事業利益 | 営業利益 | 親会社の所有者に帰属する当期利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年8月期 通期予想(修正後) | 3,970,000百万円+16.7% | 710,000百万円+28.8% | 730,000百万円+29.4% | 500,000百万円+15.5% |
注目ポイント
ユニクロがすべての地域で増収増益となり、業績は過去最高を更新した。成長をけん引しているのは海外ユニクロで、事業利益は4割以上伸び、全体の利益の半分以上を稼いでいる。北米や欧州で大型店を次々に開き、ブランドの存在感を高めている。
国内ユニクロも既存店売上高が約1割伸びるなど好調で、ジーユーも利益率の改善で大幅増益となった。一方で、セオリーなどのグローバルブランド事業は不採算店の整理を進める途中にある。
会社は通期予想を引き上げ、年間配当も前期から140円増やす予定だ。海外での出店と利益率の高さをどこまで維持できるかが、今後の注目点になる。