8011東証プライムアパレル(マッキントッシュ ロンドン、ポール・スチュアートなどの企画・販売)
2027年2月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
アパレルの三陽商会の2027年2月期中間期(3〜8月)は、売上高が前年同期比4.0%減の259億53百万円、営業損益が4億99百万円の赤字(前年同期は2億13百万円の赤字)となった。フリー客の売上が低調で、百貨店を中心に売場数も減った。6月は天候不順でプロパー販売が振るわず、7月以降はセール販売を抑えた。親会社株主に帰属する中間純損益は5億55百万円の赤字。通期予想(営業利益21億円、+61.7%)は、9月の店頭販売額が前年比111%と好調だったことなどから据え置いた。
売上高
25,953百万円
△4.0%営業利益赤字
△499百万円
前年同期△213百万円経常利益赤字
△421百万円
前年同期△149百万円親会社株主に帰属する中間純利益赤字
△555百万円
前年同期△299百万円売上総利益率
60.4%
前年同期60.6%プロパー販売比率
61.4%
+1.7pt自己資本比率
68.5%
前期末68.3%ハイライト
- 売上高は25,953百万円(前年同期比△4.0%)、営業損失は499百万円(前年同期は213百万円の損失)、経常損失は421百万円(同149百万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失は555百万円(同299百万円の損失)
- 8月28日に公表した中間期の修正計画(売上高257.0億円、営業損失4.0億円)に対し、売上高は2.5億円上回り、営業損益は1.0億円下回った
- 売上高は第1四半期が前年比101%、第2四半期が91%。6月は天候不順でプロパー販売が振るわず単月で前年比90%。7月以降はプロパー販売の強化とセール販売の抑制を進め、売上総利益率の前年差は7月+2.3pt、8月+4.1ptと改善した
- 売上総利益率は60.4%(前年差△0.2pt)。プロパー販売比率は61.4%(+1.7pt)、平均売価は20,200円(+100円)と改善したが、リユース事業の拡大や新ブランドの先行投資に伴う原価負担が増えた
- 販管費は16,171百万円(前年差△416百万円)。売上に連動する販売手数料が313百万円減った。8月末の製品在庫は83.4億円(前年同月比+6.0億円)
- チャネル別の売上高は百貨店15,641百万円(構成比60%)、EC・通販4,136百万円(16%)、アウトレット3,652百万円(14%)、直営店1,520百万円(6%)
- 通期予想は据え置き。売上高60,000百万円(前期比+2.7%)、営業利益2,100百万円(+61.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益4,020百万円(△2.3%)。下半期に売上高340.5億円、営業利益26.0億円を計画する。9月の店頭販売額(速報値)は全社で前年比111%
- 9月1日付で1株を3株に分割。中間配当は76円(分割前)、期末配当予想は31円(分割後、分割前換算93円)で、分割を考慮しない年間配当は169円(前期139円)。8月31日に自己株式270万株(上限、取得価額の上限58.1億円)の取得を決議・実施した。配当予想は同日付で修正しているが、修正前の金額は本資料に記載がない【要確認】
財政状態
総資産
54,039百万円
純資産
37,024百万円
自己資本比率
68.5%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年2月期 通期予想(据え置き) | 60,000百万円+2.7% | 2,100百万円+61.7% | 2,000百万円+39.3% | 4,020百万円△2.3% |
注目ポイント
中間期は減収で、営業赤字が前年同期の2億円から5億円に広がった。既存顧客の売上は前年を上回ったが、フリー客の売上が低調で、百貨店の売場数の減少も響いた。販管費は前年より4億円減らしたものの、売上総利益の減少(7億円)を補えなかった。
月ごとに見ると、6月までは前期末に膨らんだ在庫の処分や天候不順で売上総利益率が前年を下回り、7月以降はセールを抑えて利益率が大きく改善した。その代わり第2四半期の売上高は前年比91%に落ちている。
通期予想は据え置かれたため、下半期だけで営業利益26億円を稼ぐ計画になる。会社は9月の店頭販売額が前年比111%だったことを根拠に挙げている。純利益の計画には、投資有価証券の売却や本社ビル建て替えなどの予定が織り込まれている。