「決算訂正」の決算サマリー(10件)
株式会社アンサーホールディングス
2026年6月期
北九州市を地盤に不動産の買取再販や賃貸管理を手がけるアンサーホールディングス(連結)の2026年6月期は、翌期に予定していた販売用不動産の売却を前倒しで実現したことが大きく寄与し、売上高が前期比37.0%増の24億93百万円、営業利益が同474.2%増の2億78百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同639.7%増の1億57百万円と大幅な増収増益となった。9月29日に、精査を続けていた仮受金の内容と振替処理が確定したとして決算短信を訂正しており、本記事は訂正後の数値で記載している。2027年6月期は前倒しの反動で営業利益41.5%減を見込む。
株式会社アンビションDXホールディングス
2026年6月期
賃貸管理(サブリース)を主力に、賃貸仲介と不動産売買を手がけるアンビションDXホールディングス(連結)の2026年6月期は、売上高が前期比3.4%増の541億31百万円、営業利益が4.5%増の41億24百万円だった。 一方、借入金の増加で支払利息が約1.7倍の5億64百万円に増え、経常利益は0.5%減の35億08百万円。さらに2026年9月1日に子会社DRAFTののれん減損2億38百万円などを特別損失に計上する訂正が開示され、親会社株主に帰属する当期純利益は13.0%減の20億45百万円となった(訂正前は1.6%減の23億12百万円)。2027年6月期は営業利益51億円(+23.6%)を予想する。
株式会社ウイルプラスホールディングス
2026年6月期
輸入車ディーラーを展開するウイルプラスホールディングス(連結)の2026年6月期は、M&Aによる店舗拡大と中古車の国内業販の伸びで、売上高が前期比9.3%増の968億39百万円となった。一方、M&Aに伴う人件費・店舗費用などで販管費が10.6%増え、営業利益は同22.9%減の14億26百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同23.2%減の11億08百万円。8月27日に経常利益などを訂正(純利益は不変)し、9月28日にはセグメント情報の設備投資額を再訂正した。2027年6月期はM&A後の統合効果で営業利益58.1%増を見込む。
株式会社うるる
2027年3月期 第1四半期
入札情報速報サービス「NJSS」などを手がけるうるる(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、売上高が前年同期比14.1%増の19億39百万円、営業利益が80.6%増の2億32百万円と大幅な増益となった。 親会社株主に帰属する四半期純利益は1億69百万円(12.1%減)で、会社は前年の合併に伴う一過性の税効果の反動と説明している。 2026年9月7日にNJSSの有料契約件数などが訂正され(7,290件→7,303件、3月末比で5件減から8件増へ)、本記事は訂正後の数値で作成した。通期予想は据え置きで、営業利益の進捗は20.8%(当社試算)。
日本情報クリエイト株式会社
2026年6月期
不動産会社向けのSaaS(賃貸管理システム「賃貸革命」など)を提供する日本情報クリエイト(非連結)の2026年6月期は、売上高が前期比11.9%増の54億72百万円だったが、売上原価と販管費の増加で営業利益は7.6%減の8億67百万円、当期純利益は10.9%減の5億83百万円となった。 経常利益は保険返戻金などの営業外収益で2.1%増の9億57百万円。2026年8月31日に、繰延税金資産・繰延税金負債等の誤りを理由に決算短信の数値が訂正されており、この記事は訂正後の数値。2027年6月期は「リアプロBB+」への開発投資で営業利益6億円(△30.8%)と減益を予想する。
株式会社大日光・エンジニアリング
2026年12月期 第2四半期(中間期)
車載・産業機器向けなどの電子機器を製造する大日光・エンジニアリング(連結)の2026年12月期中間期(2026年1〜6月)は、アジアの車載機器向けなどが伸び、売上高が前年同期比12.3%増の198億67百万円となった。一方、日本で売上減とコスト上昇の価格転嫁の遅れが響き、営業利益は同60.8%減の1億37百万円。タイ子会社の連結化に伴う段階取得に係る差益2億47百万円を特別利益に計上し、親会社株主に帰属する中間純利益は同65.1%増の4億12百万円となった。通期予想は据え置き、営業利益の進捗は12.7%(当社試算)。
オルバヘルスケアホールディングス株式会社
2026年6月期
医療機器商社のオルバヘルスケアホールディングス(連結)の2026年6月期は、売上高が前期比3.2%増の1,265億95百万円と伸びた一方、営業利益は同15.2%減の16億79百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同22.2%減の11億12百万円と減益だった。仕入・物流コストの上昇を販売価格に十分転嫁できず、賃上げやシステム投資、経営統合関連の一過性費用も重なった。2026年9月1日にディーブイエックスとの経営統合を予定しており、次期の業績予想と配当は未定としている。
株式会社高見澤
2026年6月期
電設資材の販売を柱に、コンクリート二次製品、石油製品・自動車の販売、農産物・不動産などを手がける高見澤(連結)の2026年6月期は、電設資材事業が省エネ・省力化の設備投資案件で売上高+9.0%、利益+32.6%と好調で、売上高が前期比2.8%増の756億60百万円となったが、カーライフ関連事業が営業損失に転じたことなどで営業利益は同4.0%減の13億99百万円と減益となった。 一方、関係会社出資金売却益5億61百万円の計上と低い税負担で、親会社株主に帰属する当期純利益は同80.3%増の12億9百万円。営業キャッシュ・フローは売上債権と在庫の増加で前期の約3割(11億68百万円)に減った。 包括利益は、2026年9月10日の訂正で1,529百万円から1,306百万円に改められている。
アコム株式会社
2027年3月期 第1四半期
消費者金融のアコム(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、営業貸付金利息の増加で営業収益が前年同期比7.7%増の887億31百万円、営業利益が同5.3%増の296億50百万円と増収増益だった。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期にあった繰延税金資産の計上(法人税等調整額の益)がなくなり、同43.9%減の191億41百万円。8月24日に第2四半期累計の業績予想(経常利益・純利益)の記載誤りが訂正されたが、通期予想は変わらない。
株式会社ジェイ・イー・ティ
2025年12月期 通期
半導体ウエハー洗浄装置を手がけるジェイ・イー・ティ(連結)は、特別調査委員会の調査で2022年12月期から2024年12月期にかけて複数の洗浄装置の売上計上時期を操作する会計不正が判明したとして、当初2月予定だった2025年12月期決算を5月29日に発表し、過年度の決算を訂正した。2025年12月期は、韓国・中国向け装置の立ち上げの延期などで売上高が前期比24.1%減の146億62百万円となり、低採算案件や棚卸評価損で営業損失14億93百万円(前期は10億87百万円の利益)、繰延税金資産の取り崩しも加わり親会社株主に帰属する当期純損失は23億36百万円となった。2026年12月期の予想は未定とし、無配とした。